ファミ探・消えた後継者

ファミコン・ミニのシリーズで、「私的アドベンチャーゲームBEST10」に入る『ファミコン探偵倶楽部』が発売されたので、とりあえず捕獲だけはしていたモノを、ようやくプレイ。


※ホントは2作目『うしろに立つ少女』が「BEST10」入りしてるんだけど、前作も良作なので、とりあえずひとくくりに


まだほんの序盤しかプレイしてないけど、当時のハード事情を考えれば、がんばって作ってあるなー、との感がひとしお。たしかに、絵柄はドット絵で見にくいことこの上ないし、メッセージはひらがなONLYで読みづらい、操作性も最悪と、今時のアドベンチャーゲームと比べると、雲泥の差。最近のゲームしか知らない人だと、10分持たないんじゃーないかな。


でも、あの「チープな絵柄」が、逆に想像力を掻き立てられて、「怖さ」をより増していたの間違いないと思う。音も、単音系でじわっと奏でられ、ほとんどボリュームの強弱のみでアクセントを付けるという、とてもシンプル(狙ったワケではなく、ハードの制限だったんだけども)。今作の、最後の演出なんか、けっこう怖かったのを覚えている(2作目ほどではないにしろ)。


ただ、ゲームボーイアドバンスの液晶がやたらくっきり映ってしまうので、「怖さ」よりも「チープさ」がより強調されちゃってるのは、ちょっと残念かなー。やはり「ファミ探」は、ボロいブラウン管テレビにRFコンバータ経由で繋いだ画面で見るのが一番良いかも。少々「ボケた」感じが、より想像力UPになったんだよね。GBAからRF出力取り出せないかなー(本末転倒)。